機械式駐車場とは？
駐車場運営を検討されている方の中では機械式駐車場を検討されている方もいるかもしれません。
マンションや商業施設などの併設駐車場のように、狭い土地の中でたくさんの車を収容することができるのが機械式駐車場です。
では詳しく見てみましょう。
機械式駐車場の種類
機械式駐車場は、パレットに車を乗せ、動力で上下させて車を立体的に駐車するものです。
種類は、
・二段方式
・ピット多段方式
・エレベーター方式
・垂直循環方式
などです。
それぞれの紹介をすると。
■二段式
▸駐車スペース1台分に設置可能。
▸個人宅に設置することもある
▸下の車を出さないと上の車が出せない。
■ピット多段方式
▸下の段を地下に収納できるので、上段下段関係なくすぐに車の出し入れができます。
■エレベーター方式
▸駐車室を上下左右に配置し、車を収める場合は出入口で乗せた車を目的の高さまで上げてから左右どちらかにしまう。
■垂直循環・ゴンドラ方式
▸車を乗せたパレットを垂直方向に循環させ、車の出入り口までパレットを移動させる駐車場。
ピット二段・多段方式に関してはマンションに設置する際、出しやすさなどが上と下で違い、料金に差があります。
エレベーター方式や垂直循環型は場所による公平不公平はございませんが、大規模なマンションや、テナント、大型商業施設への併設が推奨されているので、中規模のマンション等は併設が難しいかもしれません。
限られたスペースで有効でき便利である一方で、多くの機械式駐車場は利用者が駐車装置を自分で操作する必要があります。
そのほか子供が稼働中に入り込んでしまい挟まれてしまうなどの事故もあり操作するときに装置内に人がいないか確認するなど利用者に対して厳重な説明が必要です。
そして、建築基準法により定期的なメンテナンスを推奨されているので、狭い土地の有効活用にはとても良いのですが、費用面のことなどいろいろ考慮して設置を決めるのがいいとされています。
