駐車場運営の方法は主に3つ。
①月極駐車場
②時間が市駐車場
③サブリース
今回はその中でもサブリースについてお話ししたいと思います。
サブリースってよく聞くけど、何?
サブリースとは、駐車設備の空きをサブリース会社が賃料を保証して一括で借り上げ、利用者へ貸し出すシステムです。
契約台数分の賃料を保証するので、リスクがなく売り上げが安定します。
例えば10台の駐車場を運営していたとします。
1車室1万円で運用していますが、5台空いています。
その場合、毎月1万円×5車室=5万円の収入ですが、残り5台は空いているので収入はゼロです。
ではこの5台分はどうやって埋めますか?
自分でお客さんを探すために広告を打ったり、不動産会社に営業したりと・・・労力がかかります。
やっと決まったと思ったら今度は契約だ、集金だと、大家業は意外とやることが多いのです。
5台は今の所きまっていますから、残り5台をいかに労力をかけずに収益化するか。
そこでサブリースが登場です。
立地や駐車場の状態によって金額などの変動はありますが、家賃相場の40%から60%ぐらいでサブリース会社が借り上げてくれるシステムです。
この駐車場の場合は4000円から6000円で5台分サブリース会社が借り上げてくれます。
仮に残り5台を借り上げてくれることとなると毎月の収入は下記のとおりとなります。
【自社運用】 10,000円×5台=50,000円
【サブリース】 5,000円×5台=25,000円
▶合計75,000円
サブリースが入る前は毎月5万円しか収入がありませんでしたが、サブリース会社が入ることで、現状空いている収入ゼロ区画も収益化を図ることができます。
では次にメリットデメリットを分けてみてみましょう。
メリット
①空車室があっても一定の安定収入が見込める
②面倒な事務作業、管理がなくなる
③クレームや事故なども対応してくれるので管理全て手離れできる
④未納などの対応もお願いできるのでとりっぱぐれることがない
デメリット
①相場より安く借り上げられる
②すべての空きを借り上げてくれるわけではない
③機械式の場合きちんと修理修繕が行われているかなど、チェックがある
④解約条件が付いていたり、土地の違う用途への利用の際、返還に時間がかかる。
結局サブリースって良いの?微妙なの??
サブリース会社もいろいろとあります。
ですので一概に好し悪しはつけがたいのですが、安くても手間をなくして一定の金額を想定して安心したい方はサブリースもありです。
しかし手間を惜しんででも運用資産として最大限に活用したい場合はご自身での運用をお勧めします。
サブリースを考える方へ
サブリースは考え方によってはとても有効的な方法ですが、サブリース会社にもいろいろあります。
管理の内容、対応できる駐車場の種類、月極、時間貸し、管理者の有無など条件ごとに変わってきますが、一般的にはトラブル対応、料金の催促・徴収、利用者獲得のための営業・宣伝、保険の加入などです。
様々なサブリース会社があるのでトラブル防止のためにも、ある程度の会社を見極め、賃料や、経歴などを見比べて慎重に選ぶことが重要です。
機械式駐車場の場合は命に係わる事故が起きてしまう可能性があるので、特に重要な管理が必要です。
経験が豊富で駐車場管理を専門にしている会社を選ぶようにしましょう。
駐車場の空きに悩んでいる方はこのようなシステムを使って、駐車場の活気を取り戻すのも一つの手です。
弊社ではお客様のお話の中から一番良い運用方法、提携パートナー様のご紹介を得意としております♪