駐車場経営

定期メンテナンスを考える

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定期メンテナンスを考える

定期メンテンナンスって義務なの?

立体駐車場の保守メンテナンスは、エレベーターなどと違って法的な義務も決まりもありません。

メンテナンスの頻度や内容は事業者によって異なりますが、立体駐車場のメンテナンスを定期的に実施することで、設備をより長期間維持できる効果が見込ます。

安全はもちろんですが、定期的に手を加えることで設備を長期的に維持できる効果、事故を未然に防ぐことが期待できます。

 

定期メンテナンスは毎月必要?

機械式立体駐車場の法定耐用年数は15年となっていますが、定期メンテナンスを継続的に実施することでより長く稼働させられる場合もあります。
部品一つずつ、何故定期的に交換してるのかもご説明させて頂きます。
メーカー指針では年数だけで提案している場合が多いですが、その通りにメンテナンスをすれば莫大な金額がオーナー様の負担となります。

弊社はメンテナンス時に耐用年数が近づいたものをチェックし、本当に必要なものは必要な部分だけご提案し、少しずつ手を加えて機械の延命修繕をご提案致します。

 

メンテナンス回数に関しては事業者の考えによりますが、弊社ではオーナー様の機械の種類によっては毎月ではなくても良いとご提案させていただく場合がございます。

 

メンテナンスの種類

メンテナンスの種類は主にメーカーが請けるフルメンテナンス方式と、独立系メンテナンス会社に多いPOG方式の2種類に分かれています。

 

フルメンテナンス方式は、日常点検および主要パーツの交換・修繕(ワイヤーおよびケーブルなど)が契約費用に含まれている方式です。
何か故障があった場合にはストックの部品があり、対応してくれたり、その他緊急出動費が込みだったりします。※事業社による
補償、その他の費用も込みの為、一般的には毎月メンテナンスで、高額な場合があります。

POG(パーツ・オイル・グリス)は日常点検および一部パーツ交換(照明・ヒューズなど)が契約費用に含まれている方式です。
フルメンテナンス方式とは違い、何か故障があった場合の補償や、緊急出動費は別の場合が多いです。
しかし、メンテナンス費用はフルメンテナンス方式よりも安く、回数も毎月ではない場合もあり、年間の負担額が減る場合もあります。
ただし、修繕や主要パーツの交換などは別費用になります。

 

結局どちらが良いか?

故障リスクが低い場合はPOG方式のほうがランニングコストを抑えやすく、長期的に運用する予定がある場合はフルメンテナンス方式の方が安全性を確保しやすいでしょう。

 

トータル的にはどれくらい違うのかな?

一般的な例を見てみましょう。

ゴンドラ式30台収容の立体式駐車場をモデルにいたします。

 

①メンテナンス費用

 【フルメンテナンス方式】

  ・頻度:毎月

  ・メンテナンス費用:12万/回(年間144万)

 【POG方式】

  ・頻度:2か月に1回

  ・メンテナンス費用:10万/回(年間60万)

 

②メンテナンス以外にかかった費用※一例

考えられるものを並べてみましたが、こんなに緊急出動がある駐車場は滅多にありません。

操作ミスなどは操作盤にお知らせを貼ったりと対策を致します。

 【フルメンテナンス方式】

  ・ご利用者様がものを落としたことによる緊急出動6回:無料

  ・ご利用者様の操作ミスによる緊急出動3回:無料

  ・機械のトラブルによる緊急出動3回:無料

  ・いらずらによる緊急出動1回:無料

  ・電球が切れた:電球交換無料

 【POG方式】

  ・ご利用者様がものを落としたことによる緊急出動6回:ご利用者様に請求の為オーナー様負担はなし

  ・ご利用者様の操作ミスによる緊急出動3回:ご利用者様に請求の為オーナー様負担はなし

  ・機械のトラブルによる緊急出動3回:トラブル内容により異なりますが、改修の提案をしているにも関わらずご対応いただけなかった場合はオーナー様。

                    メンテナンス会社の見落としによる故障が原因の場合は無料。など、調査が必要です。

  ・いたずらによる緊急出動1回:1万円

  ・電球が切れた:定期メンテナンス時に交換で作業費はサービス。電球代2000円

 

ぶっちゃけ定期メンテナンスしなくても・・・

なんて思ってるオーナー様もいらっしゃいます。

実際築30年でも元気に稼働している駐車場もあります。

しかしこの様なお考えのオーナー様の物件での事故発生が増えてきているのも現状です。

脅しているわけではありません。

1962年に日本で初めて設置された機械式立体駐車場はもうじき60歳の還暦。

メンテナンス、改修費用に苦しみメンテナンスをきっているオーナー様もおり、パレットが落ちたり、安全センサーの故障で機械が動作してしまい人身事故も起きております。

 

大体15年周期で大きな改修工事を迎える機械式立体駐車場。

30年の節目の駐車場所有のオーナー様が、メンテナンス費用に悲鳴をあげています。

 

弊社は長い目で見てのコンサルティングを強みとしています。
例えば、モータのコントロール方法を一つ変えるだけで格段に駐車場の延命をさせる技術や、不便な操作性を、最新システムに既存駐車場に一つずつ変更し、利用者の満足感を向上させて長く使って頂ける用な利用者目線での提案から、立体駐車場のような建築物のオーナー占有者や、管理者は、建築基準法第8条に基づき、建築物の敷地、構造および建築設備メンテナンスは、立体駐車場内における事故などを防ぐことまでのオーナー利用者の満足度も向上することから、一定のコストは掛かるものの、長期的には費用対効果の高い取り組みと言えるでしょう。

 

弊社では未来の収益を予測し、オーナー様の負担の少ない方法をコンサルティングいたします。

 

弊社で運営しているモデル駐車場を覗いてみませんか?

弊社では神奈川県横浜市に駐車場の改修工事を自社で行い所有もしております。

やはり実際に運営しないとオーナー様のお悩みには気づけません。

弊社は工事、運営、開発を実際に行うことで駐車場の研究を行っております。

完全予約制ですが今駐車場をお持ちでメンテナンス会社の切り替えを検討されている方にはご覧になって頂き、ご自分の駐車場改修工事の参考にしていただければと思います。

 

 

 

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