世界の駐車場

世界の駐車場 ~アジア編~

世界の駐車場

世界の駐車場 ~アジア編~

世界でも高い評価を受けている日本の駐車場。

しかし世界には様々な機械式駐車場の形が存在します。

 

今回はアジアの事例をいくつかご紹介します。

 

韓国

まずお隣の国、韓国の駐車場事情をご紹介します。

韓国では余程のことや田舎でもない限り地下に駐車場を作る傾向が高いです。

日本のように地震が多発することもないことやソウルのような土地の価値が高い場所では地上に作るより建物の地下深くまで駐車場をつくらないともったいないのです。
ソウルにあるNC百貨店江西店では地上10階地下2階がショッピングエリアとなっており、地下2階から地下7階まではお客様用駐車場となっており、いかに下の土地を有効活用するかが韓国では重要になっています。

 

中国

次もお隣の国、中国の駐車場事情をご紹介します。

現在はまだ試験運営段階にあるが、正式に運営されるようになれば中国都心部の深刻化した駐車場不足の解消に期待できる。
各都市も当然これら駐車場不足問題に対してすでに改善策を打ち出し始めています。

重慶市では22階建ての駐車ビルが建設されました。
スマート化および無人化を実現し、エレベーター式で車を自動的に適当な駐車スペースに納めるような仕組みです。
また、北京や上海などの地方自治体は日本でいう「akippa」のような駐車場シェアリングサービスを推奨しています。

 

そんな中、上海に今年3月、観覧車のような機械式立体駐車場が設置されました。

上海市中心部から少し離れた所にある莘庄地区で、アパートに挟まれてそびえ立つ駐車場はとても異彩を放っていました。

この駐車場の面積は20平米で自動車をおよそ2台停められる広さであるのですが、高さは10階まであり計20台をも納めることができます。

パレットはチェーン循環により縦横無尽に動くようになっています。

 

マレーシア

最後にマレーシアについてご紹介します。

マレーシアではストリートパーキングと呼ばれる道路に面していてパーキングチケットで精算という形が主流となっております。

そんな中で2017年にクアラルンプール中心街に建設された立体駐車場は高さ44メートルで、タワー型4基並列で約180台、低層機械式2基で15台を収めることができます。

車高が高い大型のスポーツ多目的車(SUV)が最大30台収容できるほか、最新の入出庫管理、メンテナンスの対応システムも採用しているというハイテク立体駐車場が建設されました。

 

さてこの建設に関わったのが日本の企業ということもあり日本の技術が世界で生かされ活用されているこの現実、とても誇らしく感じられますね。

この立体駐車場周辺では各オフィスビルや大使館が密集しており深刻な駐車場不足となっているとのことなのでこれからも立体駐車場の増加は必要不可欠となっていることがわかります。

 

日本では安全基準が厳しいため限られた制約の中で最新技術を盛り込んでおりますが、海外では日本ほど安全基準は厳しくないところもあり、海外での新しい技術、技術の進化にますます期待が高まることでしょう。

TOP
Contact About Works